冷蔵庫の鍵

ほし未有希

2017年07月28日 10:00

私が介護離職し、家にいるようになった頃には、母はもう既にお化粧はしていませんでした。でも化粧水がないとか、クリームが欲しいとか言うので買ってきましが、使っている様子はありませんでしたね~(^▽^;)
ある時、頼まれたクリームを手渡しましたら蓋を開け、指に取り

ペロっと舐めたんです!Σ( ̄Д ̄;

以前、まだ認知症という言葉がなかった時代、知人のお父様がボケて、石鹸まで食べてしまうという話を聞いたことがありました。夜中に冷蔵庫の中の物を好きなだけ食べてしまうので鍵をかけたら、洗面所の石鹸を・・・( ̄- ̄;)
母が化粧用クリームを舐めた時この話を思い出しました。いわいる異食というやつですね。正に未知との遭遇です!

そして数日後、そのクリームが冷蔵庫に( ̄∇ ̄lll)

母は冷蔵庫の食材を見ると、料理を始める傾向がありましたし、食品以外の物を冷蔵庫に入れる可能性も出てきたので、いよいようちも冷蔵庫に鍵か!と、思ったのですが 冷蔵庫に鍵 どうやって?
この答えはやはりお父様を介護していた知人から、得ることができました。
持つべきものは介護職の友人と、介護経験者ですね~

その方法とは!


養生テープ!

私の記憶では、プリンターや冷蔵庫の梱包に使われていた気がします。
蓋や扉が開かないよう止めてあり、でも簡単に剥がれまた使えるベンリな黄緑色のテープです。

このテープの端っこを少し折り、持ち手を作っておくと剥がし易いんです。粘着力もほとんど変わらなく最初の10cmくらいで相当使え、コスト的にも満足ですし、母は開けられないでも、私や父は簡単に開けられる( ̄∀ ̄)v

今はもう母が一人で歩くことがなくなったので、使っていません。振り返ればほんのいっときのことでしたね~
化粧水のこともクリームのことも言わなくなりましたが、冬場唇が荒れ血がにじむことがあったのでリップクリームだけは用意しました。最初は薬用リップだったんですが、途中から色付きのリップにしましたら、口紅をつけたつもりになって「赤すぎる?」なんて気にするようになりました。

でも、鏡をみるたび「出たなばばぁ」とか「このおばさん、まだいたの」とか、言ってます┐(´▽`) =з

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