待つ会話と優しい言葉

ほし未有希

2017年08月26日 10:00

「否定をしない!でもね・・・」 で無言のコミュニケーションのことを書きましたが、認知症の人との会話は待つことも大事ですね。

返事が中々返ってこないことがあるんです。言葉が浮かんでこないだけなのかもしれませんが、それを介護者が待てずにあーだこーだ口を出してしまっては、コミュニケーションになりません。
私も初めの頃は返事がないと、同じことを何度も、しかも段々と声を大きくして聞いてしまい「わかってるわよ!」と、怒らせてしまったことがありました。

会話に間をおく、よく観察しながら待つ。こう心がけると介護者の憶測で、違う方向に会話が進んでしまうのを防ぐことができます。
認知症の人でなくても、会話の途中でとんちんかんに口を挟まれたらイライラしてきますよね~
認知症だから理解ができないだろうとか、推測で行動を提案したり、矢継ぎ早に言葉を投げかけてしまうと信用を失うことにもなりかねません。
この人は自分のことをわかってくれない人だと思われてしまったら、親子だろうがなんだろうが関係ないので、修復が大変になってしまいます。



私は、母に返答をする時にちょっと間をとることがあります。いつもと同じ返事にならないよう、言葉をあれこれ思い浮かべ、今はこれがいいかなと選んでみるのです。

それが母にとって云々というよりは、自分がいつも同じことをいうのはつまらないし、言い方が投げやりになってしうま気がするんです。もし、そうであればその投げやり感は母に伝わるでしょうから、良くないことですね(^▽^;)ゞ

同じことを言うのでも自分が飽きないための言葉選び、それが結果的に優しい言葉になってくれたらいいコミュニケーションになりますね


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