言葉は波動

ほし未有希

2017年08月04日 10:00

認知症介護と育児は似ているところがあると、私は思います。

私は以前「アドラー心理学」から、育児をしていく上で大事なことを学びました。「ことば」は波動として相手の心に伝わる
誕生したばかりの赤ちゃんでさえも、自分に向けられている言葉が快なのか不快なのかを「泣く」「笑う」等の態度で表現する。
精神科医であったアルフレッド・アドラー博士は仰いました。「一人の人間をダメにするのは簡単だ。毎日毎日その人に向かって『おまえはダメな人間だ』と言い続けたらいい」と。

私がこれを学んだ時、娘はもう既に成人していましたので、育児に活かすことはできませんでしたが、母の介護で活用することができました。
私が母に対し敬語で丁寧にゆっくり話すと、発想できたのもこの学びのお陰かだと思います。

また、常に相手の気持ちになって考えると、いうこともありました。(私は自分だったらどうされたいかと考えました)
例えば、無言で服を脱がされたら・・・怖いですよね!
誰だって怖くて、不快になります。

赤ちゃんや認知症のひとも同じなんですね~ですから、肌着や衣類に手をかける前に「着替えましょうね」とか「お着換え手伝いますね」とか、ちゃんと目を見て声をかけることが大事です。



認知症を患っている人は時には暴言は吐いたり、暴力的になったり、なんでも拒否したりということがあるかもしれません。
でも、患う前は親として、社会人として立派に生き、自分をここまで育て躾けてくれた人です。
親子関係を解消 といっても元々の関係があってのこと。どんな態度をとられても尊敬を忘れず、心に寄り添った介護をしていくことで介護者自身も楽になれると思いますよ~^^


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